どくだみはドクダミ科の多年草。
「毒を矯(だ)める=毒を抑える」ことから、「どくだみ」と呼ばれるようになった説があります。
英語では”fish mint”、中国語では「魚腥草(ぎょせいそう)」など、魚にちなんだ名前がついているように、強い臭気がある植物です。この臭いは乾燥すると弱まるため、どくだみ茶は飲みやすい薬草茶として人気があります。
どくだみは、やっかいな雑草として駆除されることも多いのですが、日本薬局方にも収載されているれっきとした生薬。
生薬名は「十薬(じゅうやく)」といい、その高い薬効から、内用だけでなく外用でも利用されています。
・どくだみに含まれる栄養素
どくだみは、厚生省が薬局で販売してよいと許可している薬草です。葉ばかりではなく、花や茎、根など全草が使えます。
・クエルシトリン
血管の悪玉コレステロールや活性酸素を除去する作用。 血液をサラサラにする。
・マグネシウム
腸内に水分を集める作用。 便を柔らかくしたり流れやすくする効果。
・カリウム
腸の神経細胞を刺激し、動きを活発にする作用。
・その他の成分
ルチンや葉緑素(クロロフィル)、フラボノイド、ビタミン等。
独特の匂いの主成分であるアセトアルデヒドには、確かな抗菌性が認められており、アトピーなどの皮膚疾患全般のつらい症状を和らげる作用があると言われています。
・ニキビなどの肌荒れへの効果
どくだみ茶のデトックス効果による美肌効果もありますが、どくだみ化粧水の美肌効果はさらに凄いのです。
どくだみ化粧水に含まれるフラボノイドは、抗炎症・抗菌性・抗酸化作用に優れています。
ニキビなどの肌荒れにお悩みの方には、どくだみ化粧水がおすすめです。
韓国では伝統的な抗炎症のための漢方薬として様々な用途に使われているそうです。
どくだみは生薬の中でも優れた効果と効能を持つとされており、古くから幅広く活用される薬草です。
例えば、どくだみに含まれているデカノイルアルデヒドには強力な抗菌作用があり、クロロフィルには肌の織を再生を促す効果もあります。
どくだみの効能
・ニキビや炎症の抑制
・あせもや湿疹の鎮静
・アトピーやアレルギーの炎症抑制
・皮脂による肌の殺菌と抗菌
・肌荒れを抑制
・肌の乾燥
・肌の抵抗力を高める
・肌の再生を促進する
・シミ・美白に有効
・むくみ防止
どくだみが配合された化粧水には、様々な効果が期待されています。
美容大国である韓国の化粧水にはどくだみが含まれていることが多く、肌荒れを防ぐ成分としてメジャーな存在です。